先輩の後輩で入部希望の人がいるらしい。
もちろん大歓迎だ。
そして経験者。
とっても大歓迎だ。
もちろん初心者でも。
全体で3人くらい入るといい。
そんなに入るわけがないが。
そんなに入られると実は困るのだが。
経験者が入られると、初心者の私はちょっと気まずいんだよ。
と知り合いに言われた。
その子は楽器を変えた子で、楽器初心者の音楽経験者だった。
別の子が言ってた。
楽器初心者でも、音楽の経験で積み上げてきたものがある。
経験者の後輩によって、それらは瞬く間に否定されるかもしれない。
しかし我々は先輩だ。後輩には教えないといけない。
例え我々より彼らのほうがうまいといえども、我々は彼らに指導をしなければいけない。
そんなことは私が一番よく分かっている。
高校で私はその状態になった。
後輩は経験者だった。
後輩は、今まで積み上げてきた音楽、楽器の演奏ともに、私の経験を上回るものだったかもしれない。
私は初心者だということを恥じてはいない。
後輩に教わることを恥じることはない。
私よりうまい、私に指導してくれるのが、先輩ではなく後輩だということだ。
私はよりうまくなりたい。
そのためには、後輩から教わるというのも1つの手だ。
私は、高校時代にプライドを捨てた。
うまいかどうかは経験に比例するが、必ずしもすべての人が同じ速さで上達するわけではない。
私はどうか分からない。
プライドがあったら、上手な後輩に負けないように練習するのかもしれない。
経験者の後輩にすら、うまいとたたえられ尊敬され、あがめられていた経験しかない私には、上記の彼女たちの気持ちは分からないのかもしれない。
ただ、私は上手な後輩から多くのものを手に入れようとは思っている。
先輩に対して指導するということも、私が後輩に求めていたものなのかもしれない。
どうしてこんなことをするのだろう。
私の理想とはなんだったのだろうか。
後輩に対して劣等感を持つことだろうか。
それは誰に対しても持っているものだが。
先輩を軽蔑することだろうか。
少し気を抜いたらよくやってしまうことなのだが。
音楽を、愛することなのだろうか。
これだけは、誰にも負けたくない。
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先輩だからと言って経験者に無理に教えなくていいと思う
むしろ、切磋琢磨でうまくなったらいいんじゃない