明日、本番を迎える。
調子は本番に向かって確実に降下している。しかもかなりの早さで。
調子が悪い理由は容易に思いつくのだが、絶対に避けられないことと、それのせいで後回しにせざるを得ないことだ。
演奏会は、ダメだったで終わるが、多分非常に長い間後悔し続けるだろう。
自分のダメなところに本番直前になってようやく気付く。最悪の一歩手前の状況だ。
今気付いた、だから後悔する。気付かなかったら後悔する必要はないからだ。
最悪の状態の時に最低限の演奏ができるかどうか、それが奏者の技量だと思う。
明日は多分後悔一色だ。だから今言う。
失敗を重ねて人は成長する。だから明日失敗することは人生において無駄ではない。
もちろん成功することを望む。
ただ、失敗することも人生なのだ。
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